ツルウメモドキ事業の事業継承M&Aについて

2023年9月より長野県長野市戸隠（とがくし）において、ツルウメモドキの生産・販売事業を事業継承し、営業を開始しております。

生産事業開始にあたり、長野県長野市鬼無里（きなさ）に長野営業所を開設しました。

戸隠そばや戸隠神社などの観光地として有名な戸隠は標高約1000mと長野県の他の花の生産地と比べても比較的標高が高い地域にあり、その冷涼な気候を生かして高品質な農作物の生産が可能となります。

弊社が生産・販売するツルウメモドキは、他の産地と比べて実付きが良く、また実が大きいのが特徴で、国内の花屋様や卸売業者様からはもとより、海外の輸入業者様からも高い評価を得ております。とりわけ、秋のオレンジ色の実の枝物として、非常に希少な商材であり、秋のテイストを出すために必要不可欠な花材です。生け花にも欠かせない花材となっています。

もともとこちらでツルウメモドキを栽培されていた和田さんが30年かけて手塩にかけ、品種改良を重ねた国内最高品質のツルウメモドキ。実が大きく、葉っぱが取りやすいように選別されています。

和田さんが事業継続が困難となった状況で、この貴重な作物の生産が途絶えてしまう危機に瀕していましたが、「絶対に途絶えさせてはいけない」という強い使命感と思いで、事業継承のための投資を決定し実行しました。

弊社では今後この戸隠・鬼無里（とがくし・きなさ）を拠点として、長野県の高地の気候を生かした差別化商品の生産により一層力を入れて取り組んでまいります。